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いじめを匿名通報 アプリ導入

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[発表日: 2016年6月30日]

SNSを通じたいじめなどのトラブルを防ごうと、大阪・高石市の中学校が、いじめを確認した場合に生徒が匿名で通報できるアプリを導入しました。
生徒がSNSなどでいじめを目撃した場合、匿名でメッセージや動画を通報することができるこのアプリは、大阪・高石市の羽衣学園中学校が導入しました。
いじめの情報は担当の教諭だけが確認できる仕組みになっています。
このアプリはアメリカの企業が開発し、アメリカではおよそ6000校の中学校や高校などで使われていますが、日本で導入されたのは初めてだということです。
アメリカでは、ツイッターで繰り返し中傷するなどのいじめをアプリを通じて学校が把握し、いじめをやめさせたなどの事例が数多く報告されているということです。
大阪府によりますと、去年、府内の小中高生およそ2万1000人を対象に行った調査で、4人にひとりがスマートフォンなどの携帯電話を通じてトラブルを経験したことがあると回答したということです。
アプリを導入した羽衣学園中学校の大野高士教諭は、「学校でこれまでに大きなトラブルは起きていないが、アプリを通していじめを未然に防いでいきたい」と話していました。
また、3年生の女子生徒は、「このままでは危険だと感じるいじめや悩みを知れば、自殺につながる前にこのアプリを使って通報したい」と話していました。
日本でこのアプリの普及を進めている会社の谷山大三郎社長は、「通報することで逆に自分がいじめに合うという危険もあるが、このアプリなら匿名なのでその心配はないので安心して使ってもらいたい」と話しています。